見守りセンサーの種類は大きく分けて、マットセンサー、シートセンサー、超音波・赤外線センサー、センサーベッドの4種類。
加えて、ナースコールに連動させて使う商品と、ナースコールがなくても使える商品でタイプが異なります。
見守りセンサーを導入する際は、検討している施設の状況に合った商品を選ぶ事が重要です。
まずは検討しているセンサーを選んでいただき、センサーごとの特徴やメリット、デメリットを確認。それぞれおすすめの商品についても紹介いたします。
一般的に「見守りセンサー」と呼ばれる商品は、ベッド周りやドア周りに設置して、転倒や徘徊を防止する離床センサーです。
既存のナースコールに接続して使用できるタイプのものは、新たに通信機器を追加する必要がないため、コストを抑えることができます。
導入の際のチェックポイントをまとめました。
普段、施設で使っているナースコールに対応しているかを確認しましょう。見守りセンサー機器メーカーの製品は、アイホン製やケアコム製のナースコールに対応していることがほとんどですが、中には対応していない機種がある可能性もあります。問い合わせの際は、自社のナースコールのメーカーや型番をあらかじめ確認しておくとスムーズでしょう。
ベッド上やベッドまわりに設置する離床センサーは、センサー部分のマットやシートから送信機までコードでつながっているタイプの製品と、無線で検知を知らせるコードレスタイプがあります。
転倒のリスクをなるべく排除したいのであれば、コードレスタイプを使用する方が良いでしょう。
見守りセンサー(離床センサー)はマットタイプやシートタイプ、超音波タイプなどさまざまな種類があります。対象者の病状や性質などに応じて、適切に検知できる製品を選ぶようにしましょう。
設置場所によっては本体のサイズや、メンテナンス性なども重要になります。特に、床に敷くため汚れやすく壊れやすいセンサーマットは、耐荷重や防水性能があるかなども確認すると良いでしょう。
一般的に「見守りセンサー」と呼ばれる商品は、ベッド周りやドア周りに設置して、転倒や徘徊を防止する離床センサーです。
独自の通信機器をセットで導入することで、ナースコールがない施設でも導入することができます。
導入の際のチェックポイントをまとめました。
電波環境協議会のアンケート調査※によると、無線LANを導入している介護施設の内、44.1%(N=220)が電波に関するトラブルを経験しています。その多くが「無線LANにつながらない」「つながりづらい」「電波が十分に届かない」といったもので、見守り支援機器を導入している施設でも電波に関するトラブルが報告されています。
施設の広さやスタッフの行動範囲、無線の状況にもよりますが、最大通信距離が十分にあるかどうかを確認してからデモ機を試すことをおすすめします。
「既存製品の無線の感度が悪く、通信ができない時があるので、結局、スタッフが見回りをしている」といったケースも病院や介護の現場で耳にします。無線通信の場合は、壁や天井などの障害物を通り越して通信をする場合、壁や天井の材質によっては通信できない場合があるので、受信システムや受信機は必ず確認するようにしましょう。
同じタイプの製品であっても、メーカーごとに通信方式や受信機の特徴が異なる場合があります。受信機は詰所などに設置する据え置き型や、スタッフが持ち歩ける携帯型、PCやスマホアプリで検知を知らせるものなどがあります。現場のスタッフの業務内容や体制に合わせて選べるよう、据え置き型と携帯型の受信機を用意しているメーカーがおすすめです。
見守りセンサー(離床センサー)はマットタイプやシートタイプ、超音波タイプなどさまざまな種類があります。対象者の病状や性質などに応じて、適切に検知できる製品を選ぶようにしましょう。
設置場所によっては本体のサイズや、メンテナンス性なども重要になります。特に、床に敷くため汚れやすく壊れやすいセンサーマットは、耐荷重や防水性能があるかどうかなども確認すると良いでしょう。
独自の受信システムがある5社のセンサーマットを比較!
独自の受信システムがある6社のシートセンサーを比較!
独自の受信システムがある5社の超音波・赤外線センサーを比較!
独自の受信システムがある2社のセンサーベッドを比較!
1台のセンサーでさまざまな見守りが可能に。輝点画像で被介護者のプライバシーを守り、離床前の予兆を検知するだけでなく、被介護者の異変も検知しアラートで通知します。
自社の通信技術を活かした、ナースコール製品を提供。音声品質の高い双方コミュニケーションを実現し、介護者と被介護者のスムーズな意思疎通をサポートします。
マットレスの下に設置するシート型センサーをラインナップ。振動・圧力センサーが僅かな体動もキャッチし、 離床や離床前の被介護者の動き速やかに通知。事後を未然に防ぎます。
現場のさまざまなニーズに対応した製品を多数ラインナップ。センサーマット、シートセンサー、赤外線センサー、マグネットセンサーなど見守り機器だけでも充実の品ぞろえを誇ります。
被介護者の状態に応じて、選べる2タイプのシート型センサーを用意しています。離床検知と体動・脈拍・呼吸の計測を行い、就寝時の健康管理も同時に行える製品もあります。
離床検知のシートセンサーや生体反応を検知する各種センサーを取り揃えています。被介護者のお体の状態・介護の度合いに応じて、センサーを組み合わせて利用することができます。
セキュリティシステムの開発会社が手がける見守りセンサー。画像内の対象者の動きを分析し、危険性のある動きを3段階のアラートで通知します。
8つのアイコンで被介護者の状態を観測できる赤外線センサー製品と、マットレスに内蔵されたセンサーが被介護者の健康状態を見守るベッドセンサー製品をラインナップしています。
他社の見守りセンサー製品と連動が可能な管理システムや、被介護者の離床を検知してアラートするセンサーマットをラインナップ。他社製品の取り扱いも多数あります。
AIによる高度な画像認識技術を使って、対象者の状態を検知。設定に応じて通知します。カナダの会社が手がける製品で、アメリカやカナダ、中国など海外の介護施設にも導入されています。
シート型のセンサーを多数、取り扱っています。床下に置くタイプから、ベッドサイドや柵に巻き付けるタイプまでを網羅。サイズ展開が豊富なのも特徴です。
IT技術を応用した見守りセンサー。対象者の画像を分析し、離床前にアラートを出します。録画機能があるため、事故が起きてしまった際の状況分析などにも活用できます。
従来のナースコール機能に映像型活動検知機能を追加して、被介護者をより手厚く見守ります。他社の見守りセンサーと連動させて使用することも可能です。
4段階で被介護者の危険度をお知らせする離床センサーが搭載された、多機能な介護ベッドです。介護ベッドの機能も、被介護者の安全面に細かく配慮して設計されています。
ベッドの足下4か所にセンサーを設置し、被介護者の体動を子細に捉えます。同社独自のアルゴリズムを使用して、離床前の行動を3段階で判定しアラートで介護者に通知します。
見守りセンサーをバリエーション豊かに取り揃えています。センサーマットやシートセンサーはサイズ展開も豊富で、置く場所や使用用途に応じて選ぶことができます。
ベッド周辺の見守りに力を入れている同社の製品は、センサーマットをはじめシートセンサー、赤外線・超音波センサー、ベッドの柵や枕元に設置するセンサーなど品揃えが大変充実しています。
ベッドの足下に設置する離床センサーと見守りシステムの2製品をラインナップしています。シンプルな操作性と画面に見やすさにこだわり製品開発がされています。
被介護者に触れることなく、体動や心拍・呼吸の変化を検知できる独自の技術「bio syncセンサー」を採用。非接触・非拘束の見守りセンサーを多数ラインナップしています。
在宅・介護施設・病院と、見守りが必要な環境があり、利用者の状態もさまざま。環境と利用者の両方にマッチした見守りセンサーを、自由に組み合わせて、的確な見守り方を提案しています。
バリアフリー・ストレスフリー・ケアフリーの3点を介護事業のコンセプトに掲げ、ケアベッドや水回り設備、見守りシステムなどを開発・提供しています。利用者のQOLと介護者の負担軽減を目指します。
ベッドに荷重変化を検知できるセンサーを搭載した「離床CATCH」は、病院用ベッドのメーカーとして、利用者の自立、転倒や転落防止など、見守りできるベッド。睡眠に関する研究にも取り組んでいます。
医療用・介護用のベッドとして本当に必要とされているのは何かを追求し、利用者や介護者の悩みに寄り添った開発を行っています。利用者の動きを通知する見守りベッドや、寝返り支援ベッドを開発しています。
センサー製品の開発・製造・販売を行う企業です。独自の非接触タッチセンサー技術により、自動ドアや入退室管理などを開発していますが、医療や介護の現場で必要な離床センサーも手掛けています。
ベッドのマットレス下に設置したセンサーが、睡眠や離床、部屋の環境を検知して知らせます。介護者が入室せずに状態がわかるため、利用者の睡眠を妨害せず、介護者の負担も軽減します。
ベッド周辺にビームを設置し、遮断されると知らせるビームセンサー、赤外線センサー、センサーマットなど、さまざまなタイプの離床センサーを開発。利用者の状態や必要な箇所によって使い分けできます。
利用者のベッド上での状態を、8種類のアイコンで表示。さらに危険レベルの3段階に検知して通知します。さらに睡眠状態、体重推移などもレポートし、生活リズムを把握することもできます。
ベッドの頭側と足側に設置し、利用者の起き上がりや立位などの状態を映像によって検知します。通知がきたら映像で確認し、駆けつけるべきかの判断が即時にできます。さらに専用スマホからの会話が可能です。
見守りベッドセンサーで、ベッド上の利用者の呼吸数や心拍数、睡眠の深さを計測し、Wi-Fiで監視用システムへデータ送信。介護施設での一括管理や、在宅介護の見守りにも活用できます。
病院や介護施設では、非接触を重視した見守りを求める傾向に。ベッド脚に取り付けたセンサーから、荷重情報やバイタルサインを取得し、クラウドやAIと連携した介護見守りシステムを開発しています。
高精度センサーを搭載することで、利用者の状態や心拍・呼吸まで把握可能。身体の動きから体動や起上などの状態を検知するため、起き上がり時のリスクや夜間の1人歩き・徘徊のリスクを事前に防げるでしょう。
印刷業界で培ったノウハウを活かした、非接触型見守りセンサーを提供。利用者の呼吸数・心拍数、離床・起床、睡眠の深さをリアルタイムでチェック可能で、状態が色別で分けられているためアラート通知も瞬時に把握できます。
フューチャーインクのVital Beatsは、0.5mm以下の薄型・軽量のフィルムセンサーなので、ベッドやマットレスの下に設置しても被介護者の眠りを妨げません。また心拍数や呼吸数から眠りの深さを計測する機能も付いています。
三菱電機インフォメーションシステムズのきづきあ-ないとは、テニスボールよりも小さい赤外線センサーを取り付けるだけ。大がかりな工事は不要です。シルエット画像をAIが解析して、転倒やうずくまりを検知してくれます。
「ライフリズムナビ+Dr.見守りセンサー」は睡眠解析の技術をベースにした高齢者を見守るためのクラウド型のシステムです。リアルタイムに情報をチェックできるだけでなく、介護記録システムとの連携にも対応。
センサーとアプリを連動し、被介護者の動きをリアルタイムで把握。離床を察知するとパソコンやタブレットなどの端末機器へ通知がいく仕組みです。室内に設置する環境センサー(LASHIC-room)とベッドに設置する睡眠センサー(LASHIC-sleep)があります。
睡眠を見守るセンサー「みまもり~ふ」を開発した会社です。眠っている被介護者の心拍や呼吸の確認をモニターを通して行うことで、本当に必要なときに訪室できるようになっています。睡眠時の様子は記録されるので、睡眠の質から被介護者にあったケアプランの考案にも活用可能です。
離床センサーのスタンダードとも言える形状がマットタイプです。ベッド横などに設置して使い、対象者がマットに乗るとナースコールや受信機に通知します。ベッドから離れると転倒するリスクが高い人や、ベッドから車椅子などに乗る必要のある人を介助したい場合におすすめです。
ベッドシーツの下などにシートタイプのセンサーを敷き、就寝してもらう離床センサーです。対象者が起き上がるタイミングで検知し、ナースコールや受信機に通知します。ベッドから降りる前に離床に気づきたい場合におすすめです。
ベッドの柵に取り付ける離床センサー。対象者がベッドの柵をつかむことで通知します。起き上がるときに必ずベッド柵を利用する人におすすめです。
赤外線や超音波によって、対象者の動きを検知して知らせます。ベッドからの起き上がり、離床、端座位など、対象者の状態によって、センサーの角度や照射範囲を変えられます。
紐の付いたクリップで衣服とベッドをつないで使用するセンサー。対象者がベッドから起き上がるなど一定の範囲を超えて動くことでクリップが外れ、通知します。
ベッド周辺の壁や天井に取り付けて撮影することで、対象者の様子を遠隔で見守ることができるセンサー。動きがあった際に通知するシステムですが、設置の際はプライバシーなどに十分配慮する必要があります。
見守りセンサーを内蔵したベッド。既存のベッドの脚に取り付けるタイプの製品もあります。いずれも、ベッド上での動きはもちろん、心拍数などのバイタルサインまで検知。対象者の動きやバイタルサインがなくなって一定の時間が過ぎると、ベッドに不在として通知する機能もあり、徘徊防止にも役立ちます。
対象者にタグ(ID)を取り付け、特定の場所に近づいた際に通知する「タグセンサー」や、個室のドアなどに設置し、ドアを開けると通知する「マグネットセンサー」、大きな声などに反応して通知する「音センサー」といったセンサーもあります。