「見守りセンサー(離床センサー、介護センサー)」で検索されている31社※の中から、ナースコール連動型のオリジナル製品(センサーベッド)を取り扱っている会社をピックアップしました。
※Googleの検索エンジンを用い、「見守りセンサー(離床センサー、介護センサー)」で検索した結果を基に選出(2021年7月1日時点)。
さらに、導入事例のある商品をピックアップして紹介します。
会社名 「商品名」 |
フランスベッド |
パラマウントベッド 「離床CATCH」 |
---|---|---|
起き上がり 検知 |
〇 | 〇 |
端座位検知 | 〇 | 〇 |
離床検知 | 〇 | 〇 |
見守り検知 | 〇 | 〇 離床1~60分 |
体重測定 | 〇 | 〇 |
バイタル機能 | 〇(オプション) | - |
その他機能 | 一時停止からの 自動復旧機能 |
- |
※公式サイトに記載のない項目は「-」で統一しています。
ベッドに内蔵された見守り機能で、対象者の体動や脈拍、呼吸数などを検出します。これらのバイタルサインが検出できなくなると、ベッドから離床したとして報知します。
バイタルの異常も検出することができるため、対象者の急変などにも気づくことができます。
対象者の離床を知らせるだけでなく、バイタルサインがリアルタイムにスタッフの詰所にあるPCなどでモニターできます。
容態に注意が必要な対象者であれば、動きだけでなく状態も把握できるため、夜間の急変などにも巡回せずに気づくことが可能。
睡眠状態を把握できるタイプもあるので、生活リズムを知るためにも役立ちます。
ベッドそのものに見守り機能が内蔵されているタイプなので、対象者が違和感なく使うことができます。
看護師や介助者が頻繁に脈を測ったり、呼吸をチェックしたりするわずらわしさもなく、対象者が快適に過ごせます。
介助者の計測作業も軽減できます。
夜間に定期的に巡回しても、暗い中で対象者の様子をチェックするのは大変です。見ただけではわからない異変も、介護センサー内蔵ベッドであれば、バイタルの異変を通知してくれます。
また、巡回の時には何ともなかった異変にもすぐに気づくことができ、迅速な対応ができます。独居の方にも有効です。
心拍や呼吸は検知できても、対象者の様子を画像で確認することができません。異常が検知されれば、訪室するしか確認の方法がなく、夜間であれば対象者を起こしてしまうことも。
対象者の動きによっては、頻繁な訪室が必要な場合もあるため、使用する対象者をよく検討しなければなりません。
対象者の離床や、バイタルサインを計測できるメリットはありますが、介護センサー内蔵ベッドは、ほかの見守りセンサーと比較すると、導入費用が高くなります。
複数の対象者を一括で見守ることができますが、内蔵ベッドは1人に1台必要なため、施設など規模の大きなところでは、初期費用がかなりかかります。
デメリットを解消するには、対象者のシルエットをモニターすることができるシルエットセンサーが適しています。対象者のプライバシーを守るためにシルエット画像ながら、様子をモニターすることができるため、危険な姿勢などを検知できます。
見守りシステム(センサー)を選ぶときは、種類はもちろん、現場の環境に合ったものを選ぶことが大切。
見守りシステム(センサー)には、ナースコールに連動させて使う商品と、ナースコールがなくても使える商品でタイプが分かれます。
それぞれ選ぶべきポイントも変わってくるため、現場に合う製品はどれかチェックしてみましょう。
各メーカーから、介護(見守り)センサーベッドが提供されています。ここでは、いくつかの製品について紹介していきますので、参考にしてみてください。
今使っているベッドに取り付けて使用する、高齢者見守りシステムです。荷重センサーを使用することで利用者がベッドから離れた「離床」に加えて、動き出しや起き上がりといった動作の検知も可能です。さらに、センサーによって体重を測定する機能も搭載している点が特徴。
離床センサーのアラートは、既存のナースコールに通知されますが、1秒以内に通知を受信することができます。また、居室の情報をネットワークカメラの映像によって確認する機能も搭載しています。
24時間利用者の生活リズムを把握できるシステム。ベッド上の位置や体動、姿勢などを把握することによって、離床のタイミングを把握することができます。利用者の状態は8種類のアイコンで表示され、「通常・注意・警告」の3段階の通知レベルをひとりひとりに合わせて設定できます。このことによって、離床に伴う転倒や転落を抑制することが可能です。
さらに、生活リズムがレポート形式で表示されるため、夜間のトイレ誘導、オムツ交換などのタイミングの把握に役立てられます。
荷重によって対象者の動きを検知するマットセンサーと、生体状態を把握できる生体モニターを組み合わせた使い方ができるのが介護センサー内蔵ベッドです。
ベッド上の荷重による人の動きと、バイタルサインを計測できる生体モニターを併用すると、介護センサー内蔵ベッドと同じような機能を持ちます。
見守りセンサーの種類は大きく分けて、マットセンサー、シートセンサー、超音波・赤外線センサー、センサーベッドの4種類。
加えて、ナースコールに連動させて使う商品と、ナースコールがなくても使える商品でタイプが異なります。
見守りセンサーを導入する際は、検討している施設の状況に合った商品を選ぶ事が重要です。
まずは検討しているセンサーを選んでいただき、センサーごとの特徴やメリット、デメリットを確認。それぞれおすすめの商品についても紹介いたします。