「見守りセンサー(離床センサー、介護センサー)」で検索されている31社※の中から、ナースコール連動型のオリジナル製品(赤外線・超音波センサー)を取り扱っている会社をピックアップしました。
※Googleの検索エンジンを用い、「見守りセンサー(離床センサー、介護センサー)」で検索した結果を基に選出(2021年7月1日時点)。
さらに、導入事例のある商品をピックアップして紹介します。
▼左右にスクロールできます▼
会社名 「商品名」 |
ハカルプラス |
テクノスジャパン 「超音波・赤外線コール」 |
ホトロン 「置くだけポール君」 |
---|---|---|---|
サイズ コンパクトか、 持ち運びやすいか |
125×82×37㎜ | 110×70×35㎜ | - |
重量 持ち運びやすいか |
130g | 150g | - |
センサーの 種類 選択肢が多いか |
超音波 | 赤外線・超音波 | 赤外線 |
検知エリア 検知範囲は広いか |
0~200㎝ | 50、100、150㎝ | - |
検知モード | 3段階 | 3段階 | - |
設置方式 状況に合わせて設置できるか |
4通り (三脚、マグネット、クリップ、ベルト) |
2通り (クリップ、マグネット) |
1通り (置き型) |
※公式サイトに記載のない項目は「-」で統一しています。
赤外線は体温を、超音波は動きを検知して動作します。
ベッドの上で起き上がったり、ベッドから降りようと足を床に降ろしたりといった、対象者の動きを知らせてくれるので、適切に訪室することができます。
照射の範囲を変えることで、対象者の状態に合わせて検知する動きを選択できます。
トイレのドア、部屋の出入り口、エレベーター前など、対象者のよくある行動に合わせて設置し、介助に駆けつけたり、夜間徘徊を未然に防いだりといった事案に利用できます。
さらに、設置する角度を調整することで、ベッドに起き上がったら通知、床に降りたら通知など、対象者の状態に合わせやすいのが特徴です。
赤外線・超音波センサーは、設置する本体がコンパクト。赤外線や超音波は目には見えないので、対象者に知られることなく、ベッドの脚などにさりげなく設置できます。
マットのように違和感もなく、段差やコードにつまずく心配もありません。
赤外線や超音波は、対象者に触れることなく動きを察知できます。非接触だから清潔で、万が一飲み物や尿がこぼれても、本体はベッド上にはないため安全です。
さらに対象者が照射範囲に入れば検知できるので、マットのように跨いで検知されない事案も減少。適切に対象者の動きを検知することができます。
赤外線・超音波センサーは、特定の範囲での動きを検知できますが、対象者の状態までは把握することができません。
そのため、対象者が動くたびにアラートが来て、頻繁に訪室しなければならないことがあります。よく動く対象者に使用するには、対策が必要です。
赤外線・超音波センサーは、対象者のバイタルが把握できません。例えば、バイタルの異常や夜間の急変などに、これらのセンサーでは気づくことはできません。
あくまでも動きに対する検知しかできないため、疾患のある対象者などには、バイタルが計測できるセンサーとの併用がおすすめです。
赤外線・超音波センサーのデメリットを解消するには、介護センサー内蔵ベッドがおすすめです。
ベッドに荷重移動の検知や、対象者のバイタルサインを計測する機能が備わっているため、赤外線・超音波センサーでは検知できない対象者の急変などを察知し、迅速に対応することができます。
赤外線は、私たちの身の回りにある電磁波のひとつです。目に見える可視光線よりも波長が長いことが特徴ですが、可視光線の赤い光の外側にあることから、「赤外線」という名前がつけられています。
「電磁波」と聞くと人体への影響について不安になる方もいるかもしれませんが、電磁波はさまざまな場所で使用されており、危険なものではありません。例えばテレビのリモコンや非接触の体温計、高齢者の見守りシステム、自動ドア、ジェットタオルなど、日々利用するものの中でも多く使われています。
超音波学上では、人が聞くことを目的としない音波に関する技術を「超音波技術」と呼んでいます。さまざまな研究が行われた結果、小出力の超音波は人体への影響がないとされており、胎児診断装置や眼科用超音波治療器など医療分野にも多く用いられています。
見守りシステム(センサー)を選ぶときは、種類はもちろん、現場の環境に合ったものを選ぶことが大切。
見守りシステム(センサー)には、ナースコールに連動させて使う商品と、ナースコールがなくても使える商品でタイプが分かれます。
それぞれ選ぶべきポイントも変わってくるため、現場に合う製品はどれかチェックしてみましょう。
各メーカーからさまざまな赤外線・超音波センサーが提供されています。ここでは、いくつかの製品について紹介しますので、製品選びの参考にしてみてください。
ベッド下などに設置し、超音波を用いて検知エリア内の「動き」を検知することができるセンサー。「ベッド上(55〜130㎝)」、「ベッド下(ベッド下0〜120㎝)」「徘徊(0〜200cm)」の3通りの使い方ができます。センサー本体はコンパクトなので、ベッドの下など見えない場所にさりげなく設置することが可能な点も特徴です。
受信方法は据え置き型または携帯型の専用装置またはナースコールでの受信が可能となっています。
赤外線と超音波2つのセンサーを搭載。ベッドパイプやベッド脚などに設置することで起き上がりを検知したり、部屋の出入り口に設置することによって部屋を出たことを検知できるセンサーです。利用者の状態に応じてどこに設置するかを決められます。
また、テストボタンを使うことにより赤色のビームが出る仕様となっているため、どこに照射されているかがはっきりとわかり、思い通りの設置が可能となります。
ベッドのヘッドボードやフットボードにセンサーを設置したり、ベッドサイドにポールを立てたりして設置するビームセンサー。
ベッドサイドに縦方向に設置しておけば、対象者がベッドから降りようとすると検知できます。
また部屋のドアに設置して、入退室の報知にも使用できます。
見守りセンサーの種類は大きく分けて、マットセンサー、シートセンサー、超音波・赤外線センサー、センサーベッドの4種類。
加えて、ナースコールに連動させて使う商品と、ナースコールがなくても使える商品でタイプが異なります。
見守りセンサーを導入する際は、検討している施設の状況に合った商品を選ぶ事が重要です。
まずは検討しているセンサーを選んでいただき、センサーごとの特徴やメリット、デメリットを確認。それぞれおすすめの商品についても紹介いたします。